オリジナルコンテンツとは
オリジナルコンテンツという言葉は、コンテンツSEO(この言葉も妙チクリンな言葉ですが)を解説されるときによく使われます。オリジナルコンテンツとは、「独自のコンテンツ」ということですが、オリジナルコンテンツを適切に理解するためには、なぜ、この言葉がコンテンツSEOと対で使われるのかを押さえておく必要があります。
なぜ、数年前から「オリジナルコンテンツ」という言葉がSEO関連の記事の中で使われるのかというと、それまでの「リンクSEO(この言葉も…)」が検索上位表示対策として全盛だった頃まで遡ります。当時は、コンテンツの質よりもどれだけリンクがついているのかという指標が、検索ランキングの決定に大きく関与していました。そのため、支離滅裂な単語の羅列だけのページや他人のページから文章をコピペして一部書き換えただけのページや複数の他者ページから一部記事を抜き出し、それを組み合わせただけのページが氾濫していました。
なぜ、そのようなコピペ・ページでも検索上位表示対策に効果を発揮していたのかというと、それはGoogleのシステムが稚拙だったからです。
オリジナルコンテンツが語られる際には、上記のような背景があるため、「他サイトに掲載されている内容と似ているコンテンツや記事を掲載してはならない」という「〜してはならない」論が横行しています。そのため、オリジナルコンテンツを作る際は、同業他社のコンテンツを調査し、そこから他者との違いを見つけてコンテンツを作らなければならないというような考え方が広がっています。こうなると、記事作成やオリジナルコンテンツを専門に制作している専門家でなければ、不可能なことなのではないかと錯覚を起こすため、業者は、そこを食い扶持にしてオリジナルコンテンツの重要性を誇張します。
これらは、真っ赤な嘘です!
このページでは、オリジナルコンテンツに関して、と特に間違いだらけのSEOに関して実績ベースでその正体をご紹介するとともに、記事作成を費用対効果の良いものにするための3つの施策をご紹介します。
オリジナルコンテンツに関してよくある間違い
オリジナルコンテンツは、独自の内容を掲載したコンテンツを意味する通り、同様のテーマでインターネットに掲載されている記事内容と酷似していては、やはりオリジナルコンテンツとは呼ぶことができません。しかし、どうでしょうか…。
このページが「オリジナルコンテンツとは」というキーワードであなたが検索した場合に、何位に表示されているかを私は知ることができませんが、きっと、あなたが検索した結果に並ぶコンテンツをひとつ一つ見ていっても、オリジナルコンテンツを小難しく書いているだけで、何の解決策も提示していないオリジナル性のほとんどないコンテンツを検索結果から見つけることができると思います。
それでも結果的に上位表示しているわけですから、SEOにはオリジナルコンテンツが大切で、そのコンテンツの内容は…という理論は、ここで破綻しています(笑)このページもそのような読み方をすれば、同じような感覚を覚えていただけると思いますが、そのような「オリジナル性に欠ける内容」のページにも、独自の見解が自分の言葉で綴られていることに気付くことだと思います。
人が読んでいて同じような内容のコンテンツでも、独自の見解や言い回しを用いれば、誰でもオリジナルコンテンツを作ることはできるのです。ただ、記事のオリジナル性、更に言えば、類似したコンテンツの中から、どのコンテンツがオリジナルなのかをGoogleがどう選別しているのかを理解すれば、わざわざ他社のコンテンツを調べる必要もなくなります。
Googleは、ここでオリジナルか否かを判断している
インターネットには「似た内容のコンテンツ」が、無数に存在しています。仮にオリジナルコンテンツが検索上位表示、検索ランキングの決定に関与していると仮定するのなら、Googleはどんな要素をもとに、無数にある似た内容のコンテンツの中から、どのコンテンツをオリジナルだと判断しているのかを押さえておく必要があります。
あなたがオリジナルコンテンツだと、どれだけ主張したとしても、それがオリジナルコンテンツかどうかを判断するのはGoogle以外ありません。
Googleは「クローラー」というロボットを使って、WEBページの中を調査しています。単語を拾い、単語の意味を理解し、どの程度繰り返されているのか、助詞、接続詞、句読点を選別しながら、文章としての体をなしているのかも調査しながら、ユーザーの読みやすさなどを考慮するために、画像やリンク情報も合わせ調査し、その内容を保存(「インデックス」といいます)します。
もちろん、この作業でGoogleがコンテンツのオリジナル性を評価することはできません。出来たとしても「類似割合」を算定することくらいです。繰り返しになりますが、コンテンツのオリジナル性をGoogleのクローラーが判断しているというような「とんでも理論」を展開している学者コンサルがいますが、これは完全にGoogleのアナウンス情報に振り回されていて、実地調査が足らなさすぎます。Googleはインデックス情報を収集するクローラーでは、コンテンツのオリジナル性を調査することはできていません。(正確には「出来ていたとしても、オリジナルコンテンツという要素は、ほとんど検索ランキングに影響しない」と、書いておいた方が良いかもしれませんが…)
Googleは検索アルゴリズムを特許として登録していますので、その内容から検索アルゴリズムを分析することはできます。しかし、無数に提出されている検索アルゴリズム特許内容が、どれだけ検索ランキングを決める際に優先度が高いのかまでは知ることができません。もし、そんなことまでGoogleが本当のことを発表していては、まさに、検索結果はカオスになります。
オリジナルコンテンツを売り出している業者さんの記事をいろいろ見ていくと、とても面白く、自分たちの都合の良い解釈がところどころに散りばめられた、実にオリジナル性に富むコンテンツになっているので、ついつい笑ってしまいます。なぜなら、そんな記事が無数にあるにも関わらず、このオリジナルコンテンツに関して記載した旧バージョンのページは「オリジナルコンテンツとは」での検索結果の4位にランクインしていました(新たに書き換えた、このページが何位にランクインするのかが楽しみです)。実際にGoogle Chromeのシークレットモードで検索した結果が下記の画像です。
上図キャプチャを見ると、オリジナルコンテンツに関して、いろいろなことを知ることができます。
まず、本ページの旧バージョンを公開していた際の検索結果キャプチャですが、「オリジナルコンテンツとは」と、検索すると4位に表示されていました。旧バージョンの記事内容は、「オリジナルコンテンツとは」と題しておきながら、オリジナルコンテンツの記事代行サービス内容を解説した内容になっていました(本ページ内容とは大きく異なりますね)。そのため、どの「オリジナルコンテンツとは」を解説したページの内容と類似する割合が大きくなる可能性は皆無です。それでも、1位じゃないわけです。
次に、コンテンツがオリジナルなのかどうかを判断する際に、コンテンツがインターネットで公開された時期が影響するとも言われていますが、私はこの旧バージョンのコンテンツを2011年の8月ごろに公開し、一部2017年11月に修正しました(本文ではありません)。
この時、1位に表示されているページは2014年1月20日。2位のコンテンツには日付を示すタグがなく、3位のページは2013年8月21日に公開されたことがわかります。この2つだけを見比べて見ても分かる通り、古いコンテンツだからといって、そのコンテンツがオリジナルだとは判断されていないわけです。拡大図(キャプチャクリックで表示)を見ても分かる通り、最も古いコンテンツは、確認できる範囲で見ても8位に表示されている2011年8月19日にupされたコンテンツです。
実は、この「コンテンツの古さ」が、オリジナル性を示すというロジックは、他で言われている検索上位表示要素とそもそも矛盾していたのです。というのも、「コンテンツSEOには、最新情報が重要」という理論です。この2つを見比べるだけで、コンテンツは古い方がより評価されるのか、それとも新しいコンテンツが評価されるのか矛盾が生じています。
以上のことだけ見ても、オリジナルコンテンツに関して、議論されているさまざまな論議は…
とんでも理論なんです。
では、実際にはオリジナルコンテンツをどのように理解し、費用対効果の高い記事作成を実現するのか…ということになります。多少記事内容が長くなっていますが、次の段落で記事作成(記事代行ではありませんよ!)の労力を軽減し、社内のアルバイト君でも書けて、費用対効果の高い記事コンテンツを生み出す3つの施策をご紹介します。
記事作成の費用対効果を上げる仕組み
あえて、オリジナルコンテンツと記載しますが、オリジナルコンテンツは、あなたの会社で実際に起こっていることの中から、お客様やお客様になっていただきたい人に対して、お伝えしたいことを「事実」を粛々とお伝えするだけで十分です。
私はクライアントにオリジナルコンテンツは、ブログで十分だと話しますし、極論…
業務日報で充分
だと指導しています。
ただ、ここで押さえておかなければならないのは以下の項目です。
業務日報ブログでお客様を獲得する秘訣
- テーマを一つに絞る
▶︎ このページはブログ記事ではありませんが「オリジナルコンテンツとは」という内容に沿って書いています。 - 設定したテーマの主題(結論)から始める
- 冒頭の段落(テーマの主題を伝える段落)の最後で、読者の注意を引く
▶︎ このページでは、赤枠囲みや赤文字での「これらは、真っ赤な嘘!」がこれにあたります。ポイントは「これら」という指示代名詞。前後の段落を読んで「これら」が何なのかを確かめたくなりますよね。 - 続いて、主題の解説→業務日報ですから、その日のテーマに沿ったエピソード
- そのエピソードと結論を再度結びつける段落
- 上記(5)を受けて、お客様やお客様になってほしい人へのメッセージ
- メッセージを受け入れてくださったページの閲覧者に行動してもらうためのボタン
▶︎ 商品詳細ページやお問い合わせのページに移動できるボタンが最適
業務日報だと、アルバイト君でも書けそうですよね。ただ単にその日1日の出来事や仕事内容をだらだらととりとめもなく書いても、何を伝えたいコンテンツなのかGoogleは理解できません。どんなキーワードで検索された時に、表示すべきコンテンツか理解できないため、検索上位表示には繋がらないわけです。正確には、「掲載される検索結果(キーワードと順位)が安定しない」と、言った方が良いかもしれません。
ですので、テーマを絞り、そのテーマはお客様が検索しそうなキーワードをその日の出来事の中から探します。実際に来店されたりお問い合わせをくださった方からいただいたご質問をそのまま記事のテーマにしても良いかもしれませんね!
テーマが決まったら、次はページにアクセスした人が最後まで読んでもらえるような構成が必要になります。それが上の緑囲み内の構成です。これは、文章を書く際の基本形となります(細かなことを記載し始めるとキリがありませんが…)。
上囲み内の段落構成を踏まえながら、お客様にお話しするような文章でコンテンツを作っていきます。記事の最後には、そのページを読んでその内容に興味を持ってくれた人が行動を起こせるよう、コンテンツ内容と合致した商品詳細ページやお問い合わせページに移動するためのボタンを掲載します。
ただ、この「次に見てもらいたいページへのリンクボタン」や「問い合わせページへ移動するためのボタン」をコンテンツに盛り込もうとすると、たとえWordPressといったブログ感覚で記事を更新できるホームページにしていたとしても、アルバイト君では難しそうですよね。そこで第2の施策です。
HTMLスキルをボタンに格納する
記事作成の労力を軽減し、社内のアルバイト君でも書けて、費用対効果の高い記事コンテンツを生み出す2つ目の施策は、ブログやホームページを作ったり、新しい記事を公開する時に必要になるHTMLの専門知識をあらかじめ、ボタンの中に組み込んでしまうというものです。
ちょっとイメージしにくいですよね。
簡単に言うと、WordPressの管理画面をカスタマイズして、あらかじめ必要だとわかっているボタンなどのHTMLコードをクリックするだけで呼び出せるボタンを投稿画面に設置しておくということです。文字で解説しても、わからないと思うので、どんなものなのかを解説する動画を作りましたので、こちらのページをみてください。
私たちが運営している
特設サイトに移動します
オリジナルコンテンツや「とんでも理論」にご用心!
SEOやホームページ活用支援系の情報には、このページでお伝えしたような「オリジナルコンテンツ」「コンテンツSEO」など、とんでも理論を展開している「とんでも業者」がビックリするくらいたくさんいます。とんでも理論だとも知らずに、たんなる受け売りで、真面目な顔をして説明する人もいます。
AIによるコンテンツSEOなんて、もうはちゃめちゃ理論です(笑)詳しくはこちらのページ(GoogleによってSEOは簡単になった)でお伝えしていますので興味がある人は読んでみるのも良いと思いますが、このとんでも理論も、本ページでも少し触れましたが断片だけを切り取ると筋が通ってしまうので厄介なのです。結局、その断片切り取り型の理論を信じてしまい、サービスを依頼しドツボにはまる…。いろいろ探した結果、このサイト記事代行どっとこむ にたどり着いて、無料相談だけで解決…こんなパターンを私は5年ほど体験してきました。無料相談だけで解決した案件もおそらく200は超えるのではないでしょうか。
そろそろ、そんなことは辞めにしようと考え、5年間放置していても毎月コンスタントに検索経由のトラフィックを獲得できていた旧バージョンのサイトであっても大幅なリニューアルを行ったわけです。
このページを読んだ人は、次のページも見ています。